しんどさのあまり駆け込む

明日はR子と鶴橋でお茶を飲む約束をしたのだけれど、2時ごろ、という中途半端な時間のせいと、先日の「手紙を卒業するときが大変かもしれない」といわれた事が引っかかっていた事、2,3日前から旦那と意見が合わないことが多く、とてもしんどかった事などバスの中で考えていて、迷っていたんだけど、気が付いたらバスを降りて心療内科にいた。3時半過ぎだったので、少し待つ覚悟だったが、既に診察は始まっていて、わりと早く名前を呼ばれた。
膝が痛く、足を引きずるようにして診察室に入ると、いつものように「今日はどうですか」と尋ねられる。
「とてもしんどいです。今日は急に思い立ってきたので、何も持たずにやってきました」と答え、足も見てもらう。こうなってしまった状況なども聞かれ、「いったい自分は何をやっているんだろう、と思ってしまう」と話した。週末は夫の送迎があったこと、間の日は何もせずに過ごした事、日曜参観があったこと、その後も棚の移動などがあり、夫のペースに巻き込まれてとてもしんどかったこと。
体は「横になりたい」と要求しているのに眠れないこと。
昼過ぎの2時から4時ぐらいまでが特に休憩を欲する時間帯であることが多いが、アラームをかけて休んでいても起きられずに、子供の迎えに間に合わず、連絡がくるまで気が付かずにいて、周り中に迷惑をかけてしまったこと。それでも子供は時間になったらピアノの練習に出さなければならないので、できたものから順番に食べさせたり、ありあわせのもので済ませてしまうこともあることなど、全てにおいて「自分のしていることの意味を見出せない自分」になりつつあることなどを話した。


また、夫と意見の合わないことも多く、喧嘩口調になってしまったり、言い負かされたりすると何もいえなくなってとても悲しくてしんどい事も話した。
手紙を書くのと違って、まとまりがないけれど、何とか話ができるようにはなっているなぁ、と自分で思ったりもした。


先生は「今の台所の配置換えや電化製品を新しくしている事は、あなたの意思ではなく、ご主人の趣味の一つだから、どこまでもついていかなくてもいい」とおっしゃった。
「次に冷蔵庫が来たら、とりあえず一段楽するでしょう?」と言われたので、
「このあとは夏のボーナスが出るまで、しばらく何もしないことにしよう、とは言っていますが、電子レンジは別配線にしないといけなかったり、課題がたくさんあります」と答えると、少しがっかりなさっておられたが、
「とにかく『安静』が一番ですから、無理しないように。ただ、今回は少し抗うつ剤を増やしますね。今、デプロメールを朝夕25mgずつ、計50mg飲んでいるけれど、これを朝夕50mgずつ、計100mgの倍量に増やさせてくださいね」といわれ、デプロメールが倍に増えた。
この時間から薬局に行くことはできそうになかったので、「家に1,2日分ぐらい残っていますが」というと「じゃあ、それを2錠ずつ飲めば同じ事になりますからね」といってくださり、とりあえず家に帰ることを選んだ。


「疲れた」と「しんどい」は「体調」と「症状」の違いだからね、といわれて久しく「疲れた」という言葉を使っていないような気がする。いつになったら「しんどい」と言わずにすむようになるのか、先生の前で泣かなくても良くなるのか、この前は「自分の味方なんて誰もいない」と思うようなこともあったが、精神的にも、肉体的にも満身創痍なわたしの傷はどうすれば消えていくんだろうか・・・