アモバンをもらいに行く。
この前は1ヶ月以上前だったはずなので、7月だったように思うのだけど、もう思い出せない。
「寝ようと思う30分ぐらい前に飲んだら、そのまま布団に入ってじっとしといてもらいたいんですよ」「眠たくなるまでに1時間半もかかるのはちょっと問題」とかって言われてたなぁ。だって、本当にそれぐらいかかるんだもの、仕方ないじゃない。
先生があんまり穏やかで、心のうちをさらけ出してしまいそうになるが、その実、うちの上司と仲がよいらしいので、あまり自分のことを話したくないと思っているため、とりあえずアルコールとの重複は避けるようにしていること、できるだけ早めに布団に入るように心がけてはいること。でも、私にはアモバンがないと不安なんだよー。1シートぐらい手元にないと、ものすごく不安になるんだって話したら、「そうでしょうね」と言われた。

初めて受診したとき、「うちの院長は『不眠』が理解できないんです」というと、「甲状腺とか見てるんだから、不眠を訴える患者さんは沢山いるでしょう」と不思議そうに言われたので「患者様の訴えに対しては投薬はしますけど、病態としては理解していないので、仕方なく投薬していると思います。私に対しては『自分の理解できない病状に対して投薬をすることはストレスがたまるのでこれ以上したくない。悪いけど、よそで、ちゃんと診察を受けて投薬してもらって』と言われたので、こちらに伺いました」とお答えした。
そのときにアモバンを飲んでいる事についての経緯(前職時代からの『生活時間是正』としての投薬である事)や7,5mgを1/2錠、もしくは1錠までしか内服しないと決めていること。ただし、時々アルコールと併用してしまうときがあることなどは伝えた。「じゃあ、2週間分で1ヶ月は持つわけですね」といわれて是が非でもそうしなければいけない立場に追い込まれたように感じていた。「次回はお薬のなくなる頃に来させてもらえばよろしいですか?」とたずねると「そうですね。それでいいと思いますよ」とのお返事を頂いたので、とりあえずアモバンをもらう場所だけは確保できたと思っていた。月1回、睡眠導入剤さえもらえればいい、そう思って通院を始めたはずだった。