私がしてきたことって・・・・・?

派遣会社から来た新人と話したり、検査データ貼り用のカルテを出したりしていたら、7時を過ぎてしまい、あやうく間に合わないところだった。それでもなんとか滑り込み、最後の患者になった。
いつものように手紙を渡して読んでいただいたが、今回は先生の表情がうんうんとうなずいてみたり、眉間に皺がよったり、メガネの位置を直してみたり、とてもめまぐるしく変わっていた。最終的にはちょっと険しい顔つきだったので、あんまりよくないなぁと感じていたが、「まだちょっとしんどい状態ですね」と。
「ちょっと動きすぎですね」ともいわれた。結構自重しているつもりなんだけど。「本来なら診断書を書いて、3ヶ月ぐらい仕事も家事も休んでもらいたいぐらいの状態なんです。」とはっきりといわれた。「この状態で仕事をしている事自体が大したもので、それだけでも大変なことなんです」と。
「これでも自分で考えて、技師会の部会などは子供を理由にして休んだりして減らしているつもりなんです」と、答えては見たものの、あんまり聞いてもらえてなかったみたいだった。「院長が看護師を2人入れてくれるって言うし、そうしたら少し自分にゆとりができると思うので、そこまで待とうかなと思っています」といっても不満げだったなぁ。
「今日から事務員が来て、午後から受付に立つので、教えたりもしているし」と言う話になって「本業は技師なんですよ。技師が受付を教えるっておかしいでしょ」ともいわれた。だけど、今までずっとそうやってきたんだもの。ダイナミクス教えるのは私なんだもの。ほかに教えられる人がいないんだもの。「院長先生は何でもやってくれて楽かもしれないけど、あなたが一人いなくなって何もまわらないようなことになるということは今までやりすぎてきたからですよ。現に自分の当番以外の日も出勤したりしているわけでしょ」と、いつになく私に対して厳しいことをおっしゃる先生の言動に今までの自分を全部否定されたみたいで悲しい気持ちになった。