今日は整形外科では診察だけしてもらって、少しコーヒーを飲んだ後に心療内科へ。R子に雛あられを渡したかったのだけれど、うまく会えなかったので、職場のポストに突っ込んでおいた。
主治医のところに付いたら20分ぐらいで、最後から2番目だった。
待合で待っている間、少し雑誌を手にとってみたが集中できず、元の位置に戻してじっと目を閉じて呼ばれるのを待っていた。そうしていないと泣いてしまいそうな自分がいたから。診察に呼ばれる頃には少し動悸もしてきて、どうしたらいいのかわからなくなりそうになっていた。診察に呼ばれて、「今日はどうですか」と聞かれて「少し調子が良くないです」と答えるしかなかった。「ほう」と先生は少し、不穏な顔を向けられたように思う。昨日、Kクリニックでもらった血液の検査結果を見せると、「これはいい感じですね」と。その後、いつものように手紙を読んでいただく。最初のほうは息子の話だったので、ふんふん、とひととおり目を通した、という感じだったけど、今の自分が調子がよくないこと、家でのプレッシャー、I上さんからのメールのあたりになると顔を曇らせて「うーん・・・・・」といいつつ全部に目を通してくださった。普段ならだまって読み終わるまで待っているのだけど、今回は座っているだけで自然と涙が流れていた。
「まぁ、今回は子供さんの事もあったし、少ししんどかったね。でも、子供さんの事はたいした事がなくてよかったし、トランサミンが頭痛に効くかどうかはよく分からないけど、効けば儲け物、という感じで気楽に行きましょう。ただ、この新しい技師からのメールはちょっとこたえましたね」と。
「これはその人の本心だと思うし、正直な気持ちだと思うけど、これを送られてくるとちょっとしんどいね」とも。
「50過ぎて、新しい仕事に就くわけですから、不安な気持ちはよく分かります。だからこそ、その人が来る日にあわせて出勤させてもらえないか、と打診をしたのですけど、『看護師に任せているから、あなたは来なくていい』と言われてしまったので、どうしてあげることも出来ないんです。かといって、私にメールや電話で問い合わせをすることについて、院長の許可を得なければならない、とは私の口からはいえませんし。ただ、院長が私に対して、『あなたには責任のある仕事を任せられない』と言っているのなら、相手の人に対しても『これからはI上さんが中心になって頑張ってもらわなければいけない。chopperは帰ってこれるかどうかも分からない』というふうにきちんと話しておいてもらいたいんです。そうでないと、私も返答に困ってしまう」と泣いてしまった。
主治医は初めの頃こそ「院長先生は考え方を変えて、助けてもらわなくても何とかやっていこうと思っているのかもしれないし」などと話しておられたけれど、だんだん、「今回の人事はうまくいかないかもしれませんね」「でも、院長先生には身をもって分かってもらわないと」と意見が変わり始め、私が泣いている頃には「もうそんなに大変な思いをする必要なんてない。籍を置いているから思い悩んでしまうのだから、辞めてしまいなさい!」と少しキレ気味でした。
そして「次の診断書は3月の第2週には書くから、それを持っていくときに辞めるという意向を伝えなさい。傷病手当の用紙もそのときに持っていって、見せておくといいでしょう」と、私の退職に向けてのスケジュールが決められていく。
先生は「今はしっかり休んだらいいと思うけど、再就職については何の心配も要らないし、いつでもまた働けるようになるから」といってくださった。
今回のI上さんのメールについての対応は「いい判断だったと思いますよ」とも言ってくださった。早く辞めてしまって、「辞めたので分かりません」と答えるようにすればいい、とも。
診察室を後にして、待合で座ったら涙が止まらなくなった。トイレに行って、顔を見たらなんと情けない顔をしている事か。それでも、会計を済ませて、処方箋をもらい、道々少し涙ぐみながら、薬局にむかった。