初めての採血

朝の座談会にちょっとだけ顔出して、そのあと心療内科へ。そもそも生理不順のため、婦人科に紹介状を書いてもらおうと思っていたので、少しだけ早めに到着。12時過ぎには入ったけれど、最後の患者だった。
とてもしんどい1週間だった事、婦人科に紹介状を書いてもらいたいことをしたためた手紙と、この前の市民検診の結果、昨日測った整形での血圧の紙を持っていった。
先生はかなり渋い顔をして手紙を読んでいらして
「紹介状ねぇ・・・どうしようかなぁ。プロラクチンは実は生理不順の元にもなるんですよね〜。だから特別に筋腫とかがなければ静観しておいてもいいと思うんだけど・・・紹介状、書きにくいなぁ・・・」
と苦笑い。
市民検診の結果は
コレステロールが低いですねぇ。もうそろそろ年齢的には上がってきてもいいんだけど、ある意味動脈硬化になりにくくてうらやましがられますね」と。
血圧が下がってきていて体がだるくてしんどい事を紙を見せながら伝えると、
「貧血があるかなぁ」といって「ちょっと失礼しますね」と私の結膜を見てくださり、最終的に、貧血とプロラクチンの検査だけすることに。看護師さんが帰られたあとだというので、先生自ら採血をしてくださった。温かくてやさしい手つきで、何の不安も感じさせない採血だった。こういうことも信頼関係の一つなんだろうなぁ、と思った。


旦那のいない間が不安だったことについては
「この1週間は、ご主人がおられなくてとても不安だったという事で、少し大変でしたね。今までは外に働きに出ていたのに、今は家の中にいて、少し退行した生活を送っているので、どうしてもこういった『分離不安』が生まれてきてしまうのは仕方のないことです。ある程度予測できていた事なんです」
とおっしゃって、私の不安な気持ちに対して肯定的な態度を示してくださった。
「それに、大体普通の奥さんは、『ご主人がいないほうが楽でいい』と言っているのに、玄関で座って待っていられるなんて、ご主人だって嬉しいと思いますよ。それだけ頼られてる、とおもうとご主人も幸せですよね」
とにっこり。
さらに
「しかし(私の場合)本当に優しいご主人と、聞き分けがよくて思いやりのある可愛い息子さんがいて、本当に家族というか、家庭には恵まれていますよね」
とおっしゃる。今回は素直に「本当にそう思います」と返事が出来た。
やっぱり少し泣いてしまったけれど、まぁ大きな不安に包まれていたのだから仕方がない。