パニックになった原因

今週は、エステの予定が3回入っているのと、土曜日にR子と会うことにしたために心療内科に行く日が今日ぐらいしかとれないと判断して行ってきた。
「今回はどうでしたか」と尋ねられて、
「少し起きている時間が長くなってきました」という報告と、
「土曜日は息子を連れて三宮まで行ってきました」と報告。
途中に元・実家があること、その家は自分が結婚した後に売ってしまって震災の時には誰も家族が住んでいなかったこと、なども話し、甲子園ぐらいから動悸と切迫感が襲ってきて、軽いパニック状態になったことを伝えた。
先生は
「もう死んでしまうのではないか?という感じになるところまでには至りませんでしたか?」
と聞いてくださったが、大津の駅から大阪駅に着くまでのあの大パニックに比べれば、そこまでは行かずにすんだともお伝えした。本当は自分が住んでいた場所や通っていた小学校が見えるので、息子に教えてあげようと思っていたのに、そんな状態になってしまってそれどころではなかったこと、桜並木がきれいなところなので、春になったら花見がてら出かけようと思っていたのに、自信をなくしたことも話した。


三宮では楽しかったこと、帰りは阪神電車に乗るのが怖かったので、阪急電車に乗ってかえって、何事もなく帰れたことなどを話すと、先生からは
「今回のパニックは、生活圏があったとか、実家があったとか、震災があったとか、いろんな事も関係しているかもしれないけれど、ノンストップの列車に乗ると起こることがよくあるので、そっちの方がメインなのではないかと思いますね。でもまぁ、久しぶりの遠出だったから緊張や疲れもあったんでしょう。今回パニックになったことはあまり気にしないで行きましょうね」と言ってくださり、久しぶりに泣かずに診察室を出ることができた。


息子が、私のことを心配して「早く元気を取り戻してほしい」と切に願っていて、そのために「俺と寝ると自分は寝相が悪いし、ママは疲れているからパパと寝たらいいと思うよ。俺は大丈夫やから」と気にかけてくれていることも話そうと思ったけれど、話すとまた泣いてしまいそうで、話せなかった。いつかチャンスがあったら言おうと思う。だって、また我慢させてしまうことになるのではないか、と不安だから。先生が「それは成長した証ですよ」と言ってくださったら安心することができるのに。