久しぶりの涙

この2日半ほど旦那とほとんど口をきく機会がありませんでした。
火曜日は塾の日だったので、とりあえず自分たちは夕食を食べて、旦那にはメールを送ってありました。
「まだまだ遅くなるから何か買っておいて」
という返事を受け取ったので、コンビニ弁当を買って帰り、息子と一緒にお風呂に入っていました。その間に旦那が帰宅。
入浴中に旦那からの不在着信があったので、少し機嫌の悪そうな顔を見ながら何だか不安になってきました。買ってきた弁当も半分も食べず、「もういらない」といってリビングのテレビも珍しく自分で消し、自分の部屋にこもっています。
普段なら音で一杯のはずの旦那の部屋がとても静かで、声をかけていいのかどうかもわからないような状態だったので不安はつのる一方です。
「機嫌悪いの?」とそーっと聞いてみたけれど
「疲れているだけ」とぶっきらぼうな返事が返ってきただけでした。
「肩でももんであげようか?」と声をかけても
「いらない」の一言。
「側に寄らないほうがいいのかな?」と思い切って聞いてみると
「うん。今日はそうして」と。


もうここで私の心は限界を迎え、泣きそうになりながら「もう寝ます」というのが精一杯でした。いつもなら息子の布団に向かうのだけど、泣き顔を見られたくなかったので、そのまま自分のベッドに直行。布団をかぶってしばらく泣いていました。
やがて、息子が自分の布団へ誘いに来たので、仕方なく一緒に寝ていましたが、気持ちがどん底で悲しくて、ついつい息子にも
「パパが口を利いてくれない
「側によってもあかんって言われた」
と話して泣いてしまいました。
息子のほうがもうしっかりしていて、
「パパはな、仕事で疲れててちょっと機嫌が悪いだけやから大丈夫やで」
「明日になったらパパも元気になって、機嫌も直るって」
「ママの事を嫌いになったり、怒ったりしてるんじゃないから心配せんでもいいねんで」
と慰められる始末。


そもそも拒絶反応に弱く
「自分が相手の機嫌を損ねてしまった」
と思って自分を責めて悲しくなっているところに、わずか9歳の息子に慰められている自分が情けなくてしばらく涙が止まりませんでした。


まだまだ「うつ波」からは離れられないんだなぁ、と思いました。


翌日は、私が帰宅したときには家族は二人とも寝ていて
「また今日も口をきけなかった」
という思いでいっぱいになってしまい、ベッドで寝る勇気がなくて、息子と朝まで一緒に寝ていました。


明日から旦那は東京に出張するので、もし今日も口をきけなかったら土曜日の晩まで口がきけなくなってしまいます。その事がとても不安でしたが、少し風邪気味で、体調がよくないようでした。


寝る前に
「口をきけなかったし、機嫌が悪そうだったので、とてもさびしかった」
と話したら
「しんどくてひどいことを言ったらかえって悪循環を招くと思ったからね。さびしい思いをさせて悪かったね」
と少し肩をもんでくれましたが、自分が病気でなかったら、こんなに気を使わせなくても良かったのに、とまた涙が出てしまいました。


仕事は順調ですが、気分の波に左右されたり、周囲の出来事に左右されたりする毎日です。