[うつ]全部受け止めないこと


手元に薬が充分ある状態だったけど、気分のもやもやが一向に晴れる様子じゃなかったので、
金曜日に診察に行きました。
連休中の出来事や、自分の体調、息子の行動や言動をきいてもらい、一番心の枷になっているであろう先日の口げんかの話もしました。


主治医は
「世の中にはいろんな人がいますねん。たまたまその人との相性が悪かったうえに、相手が頑固だったんでしょうね。大勢の中で仕事をしている以上、ある程度は避けられないことですし、特に無勢に多勢ではしんどい思いをすると思いますよ。そやからね、全部を受け止めたらだめです。聞いてるふりをしてやり過ごすことも必要です。これは自分の精神状態を保つための護身法だと思ってくださいね。


息子さんとの関係もうまくいっているし、おかあさんとしても十分役割を果たせていますから、自信を持って進みましょう」


そう言って診察は終了し、なんとなく気が楽になった。




[家族]息子の診察


続いて月曜日は息子の児童精神科の診察日。
前回、「頭痛も腹痛も学校を休む理由にはならない」と言われてへこんでいた息子は腹痛をおこし、
家をでられないようなことを言っていたが、そこはちょっと1発かましてクリニックへ。
私が用足しでちょっと席をはずしている間に診察に呼ばれており、あわてて後から入る。


いやなことを言われていたせいか、「あの先生からは黒いオーラが出ている。悪どいことを考えている」
などといっていたが、私が同席しない時間があったために、自分で質問に答えざるを得ない、と思ったようで


・学校は要塞みたいで恐ろしくて近寄れない
・みんなの通学路の途中に自分の家があるので、なかなか家を出られない
・いつ、何時、だれに会うかわからないので、その辺一帯は「デス・ロード」とか「フロりアン・トライアングル」などとよんでいる。


といったことを相談していた。
息子の主治医は


「要塞ってどんなイメージ?」
「攻略するにはどうすればいいと思う?」


と話を進めてゆき
「攻略するためにはね、内部のことをよく知らないといけないんだよ」

「だからね、学校が要塞のように感じられるなら、なおさら学校の中のことをよく知っておく必要があるんだよ」

「でもまあ、とりあえずは今のペースでいったらいいんじゃないかな」


と本人が納得いくように話を進めてくれ、
帰り道に聞いてみたら


「思い切って気持ちを打ち明けることにしたら、今日の先生は千手観音のように輝いて見えた」


そうです………