びっくりメール

午前診が終わって、午後診までの間に、R子が「隣に行ってもんでもらってくる」と出かけた隙にY子ちゃんが私を呼んで見せてくれた携帯メール。I藤からだった。Y子ちゃんは、I藤のダイエット支援をしていた関係上、放っておけなかったので連絡を入れたのだといっていた。
そこに書かれていた言葉は
「正直、I田さん(R子)の顔を見ないで済むと思うとホッとします」
「I田さんやchopperさんはもう私の顔を見ないほうがいいと思っていると思います」
云々と連ねられる文字。さすがにR子には見せられないが、一人で抱え込むのは辛かったから、といって見せてくれたのだけど、本当は見たくなかったなぁ。周囲の人間にそれだけ言うなら、何で私には何も言ってこないのか。私は怒ってるんだよ。あんたのせいで、出血も止まらなくて「掻爬」の真似事みたいな事までして疲れてるんだよ。私を怒らせたままで知らん振りを決め込むつもりなのか?と、不愉快な気持ちで一杯になった。同時にものすごい脱力感に襲われた。自分が好意と思ってやったことが裏目に出て辞めさせてしまった、という気持ちと名指しされたR子の不憫さに。


午後診がすんで、上司と二人っきりになったとき、ぽろっと「この2週間、色々ありすぎてしんどかったですね」とこぼしてしまった。上司は「そうだね」と同意してくれたので、I藤がやめる前日の自分とのやりとりについて簡単に話した。「これってやめる引導を渡したのは私だってことでしょうかね」とも聞いてみたが、特に何も言われる事はなかったので、上司に報告した事で、自分の役目は終わったな、と感じ、肩の荷が下りたような気がした。