息子、ダウン

こんなことを書いて、お昼ご飯に起きてくる、と思われる息子を待っていると、「頭が痛い〜」と。お休みにしているからテレビとかの見すぎかなぁ、とおでこに手を当てて見るが熱は無さそう。「気持ち悪くて吐きそう」というのでトイレに行かせたらえずく、えずく。幸い、昼ごはんを食べる前で、朝食べたお茶漬けは消化しきった後だったため、泡のような胃液しか出ず。本人はしんどさのあまり、トイレでへたり込んでいる。とりあえず、口をゆすがせて、「頭を冷やして寝る」というのでアイスノンを用意。適当に巻くタオルが無く、下へ取りにいっている間に息子は布団にもぐりこみ、アイスノンを待つ。大急ぎでもって行き、テレビを消そうとしたら、リモコンが効いてない。そっと下にもって下りて電池を交換。試して見ようとテレビをつけたり消したりしていたら「テレビはつけんといて」とおこられる。それからしばらく静かに寝ていたが、2時半か3時近くになって「昼寝しとった〜。おなかがすいたなぁ」と起きてきたので、おにぎりを温めて、味噌汁も出す。
1つ食べたところで、みそしるには手をつけず、「やっぱりしんどいから食べるの止めて、寝とく」と。「あとでK小児科に行こうか?」と聞くも首を横に振るので、またそのまま部屋の布団に。・・・と思ったら大きな声で呼ぶので行って見ると「頭が痛い〜」とおんおん泣いている。「泣いたらもっとしんどくなるし、大きな声を出すともっと頭が痛くなるよ」とはいってみたものの、前頭部が痛むようで、でこから頭頂部を抱え込むようにしてのた打ち回っている姿を見るのは辛い。「冷やしたらキーンとなってしんどいからアイスノンはいらない」といってみたり、あんまり泣くのでまた気持ちが悪くなってきて食べたおにぎりを吐いてしまったり。あんまり水分の多いものを食べていないので、吐くときにのどに全部詰まって、息が出来ない、といってまた泣く。アニルーメは飲んだらまた吐いてしまうので、この前全部処分したところだし、「痛み止めの薬は無いから、大きい病院に行ってみてもらおうか?」と聞いてみる。
えずく背中をさすってやれば「さわらんといて」
「大きい病院でみてもらおうか?」と聞けば「話しかけやんといて」
でもしんどいので「ひざまくらして」といって寝てもいられず、起きてもしんどく、自分でもどうしていいのかわからないので、もう泣き喚くしかない状態。
「大きい病院に行って見ようか」というと「もう自分で動けない」といい「タクシー使ってもいいねんで」といえば「でも、タクシーで酔って吐くかも知れん」「救急車に来てもらっても良いよ」というと、しぶしぶOKが出たので、ようやく枕もとの電話から119番する。救急である事をつげ、今の状況を話し、すぐに見てもらえるところを教えてもらおうとしたら「救急車で迎えに行かんでもいいか?」「自分で動ける?」などと聞いてくれ、結局救急車のお世話に。
多少なりとも片付いた部屋でよかった。
救急車に乗るまでにも、救急隊の方々が息子の様子を見守りながら、てきぱきと動いてくださり、それまでに保険証なんかも用意していたけど、案外慌てずに持ち物の確認なんかが出来た。日赤に行く事になり、旦那に電話しようか、どうしようか迷ったけど、子供が吐いたり、書類書いたりしているうちに到着してしまい、それどころではありませんでした。特に救急外来だったので、どんな機械が動いているのか、見当が付かないため、携帯の電源はすぐに切ってしまったし、診察室でもずいぶん待たされて、身動き取れなかったし。
初めは救急医が見てくれていたみたいでしたが、指導医(?)のチェックは入るわ、小児科指導医の診察があるわで、結構時間かかりました。
それでも、扁桃腺がはれているせいで、子供の場合はそこから頭痛に発展する事もあるから、と髄膜炎などのいわゆる怖い病気でない事だけは確認してもらえたみたいでした。解熱鎮痛剤を出して様子を見ましょう、といわれたので、アニルーメを飲むとどうしても吐いてしまうことを伝え、近くの小児科では何度訴えても同じ処方しかしてもらえないので、飲ませないようにしていると言って見たところ、「トランサミン」という止血剤(扁桃炎などにも効くらしい)をくれました。救急医はごく普通にアセトアミノフェンを選択していたみたいでしたが、小児科指導医から「この子、アセトアミノフェンがあかんみたいだから、薬変えとくから」と説明を受けていました。
診察が済んで、会計に行くように促された頃には、すっかり頭痛も治まっていたみたいで「はらへった〜、のどかわいた〜」を繰り返し、とりあえず救急医に何か飲んでもいいかを尋ねさせ、OKとのことだったので自販機でアクエリアスを買い、2階の会計窓口へ。するとコンビニがあることに気づき、温かい爽健美茶を購入。さらに昆布のおにぎりを買って食べる。少しでもおなかに物が入ったのでトランサミンも飲んで見る。もし、なにかあっても院内での事なので、すぐに対処してもらえると思ったので。
薬を飲んだ後、15分ぐらいはそこで待機して様子を見ていたけど、特に変化が無さそうだったので、近鉄の100円バスに乗って上本町へ戻る。バスの中ですっかり忘れていた、職場の宣伝アナウンスが流れてきて、ちょっとびびってドキドキしてしまった。
息子の具合が良くなったので、薬局によって自分の薬を貰う。しばらく話し相手もしてもらい、すっかり機嫌もよくなる。バスに乗って帰ろうとしたら、パパから電話がかかってきて、手短に事情を説明。
帰宅後、その辺にあったものを手当たり次第に食べる子供だったが、親も疲れているので、パパ帰宅後にすかいらーくに連れて行ってもらう。息子はお子様スパゲッティを頼んではみたものの、ほとんどパパやママのごはんとみそしるばっかり食べているような状態でした。それでも、元気になってくれてよかった〜