お金の話 by 息子

私は息子がお金の話をするのがとても嫌だ。
「貯金がいくらたまった」
「こずかいがいくらある」
「俺はママより金持ちだ」
・・・・・
M-1で優勝したら、世界一周に連れていったるなー」みたいな夢のある話は付き合うが、現実に今ある現金の話や、物の値段の話をされるのは大嫌い。言うたびに叱るのだけれども、なかなか直らない。


今日は「牛肉が食べたい」と言っていたので、月曜日の1割引の日に買っておいた一口ステーキを出したら
「ここの家の肉は小さいなぁ。1枚いくらなん?」
と聞かれてぶち切れた。
「金の話はするなというてるやろ!」と口をひねり、「そんなこと言われてまで食べなくてもいい」と食事を下げた。気分も悪くなって「一緒に食べようと思って待ってたのに」と捨て台詞を残して3階に上がった。
雨が降ってきたし、洗濯物を干さなければいけなかったので降りていったら、旦那に叱られているところだった。
たくがお金の話に執着するのは夫実家のおばあちゃんのせいだと私は思っている。旦那から一度は注意をしてもらいたいけれど、絶対無理だとわかっているので黙っているが、はらわたが煮えくり返る思いなのである。


家が貧乏で苦労したらしい事は何度も聞いている。お金の大切さは身にしみていることだろうと思う。だけど、貯金額を誇ったり、物の値段で全てが決まるような言い方はやめてもらいたい。
借りている借金を返せていない身では、言い返すことができないけれど、子供の教育上お金の大切さは教えても、金額で全てが決まるような事は言わせたくない私は間違っているのだろうか・・・・・