関わり合いたくない辛さ

12日の夕方からchopper実家に帰省した。行く前から気が重くて、ものすごく気分が悪くって嫌だったけど、やっぱりこの時期にしか帰省なんてできないし、旦那が連れて行ってくれるし、息子は楽しみにしているのだから、とおもって出かけてきた。
道がすいていたおかげで、すんなりと到着。混雑しているイタリア料理のお店を回避して、うどん屋で夕食。正直なところ、食欲もなかったので助かりました^^;


とにかく家について、お土産を渡す。chopper母には帽子。chopper父にはお中元の横流しのお茶。まぁ、2人にとって何よりもうれしいのは孫の笑顔だと思うので、そのあたりは息子におまかせ。すぐに自分たちが寝るための布団を敷きに2階へ上がる。子供が寝る時間が迫っているから。わたしが布団を敷いたりしている間に、この前のピアノ発表会のDVDを見せていたらしく、降りていったときにはドレミの歌が終わったところだった。孫の演奏のうまさと、成長振りに涙が出た、と母親が話していたが、私のときはどうだったんだろうなぁ。


時間になって、息子は一旦布団に入ったが、しばらくすると「くしゃみと咳がとまらへん」といって降りてきた。やっぱりな〜って感じだったが、夏で閉め切ってなかったせいもあるし、先日ほどひどくなかったので、ブリカニールだけを飲ませて寝かせたら、呼吸も楽になったみたいで、朝までしっかり寝ていたようだ。これが冬のときみたいな状態だったら、サルタノールとの併用をしないといけないところだっただろうと思う。
そこから、昔の自分の話になって、今の息子が私みたいになるのはかわいそうだから、治療をしていることを話したのだけど、母親は自分が大変だった事しか言わないし、父親は単身赴任でそんな私を見ていなかったから、「お前のそんな姿を見たことがなかった」というし、仕方がないので、諦めモードにはいる。でも、甥っ子のことはずっと見てきたはずなので、彼を見たらどんなに大変でかわいそうなことか、よくわかるでしょう、と水を向けてみたが、いまいちな反応だった。やっぱり、自分のしんどいことが一番なのかなぁ。


私は、どうしても手をつけられずにいた宿題をするのに徹夜明けだったし、早く寝たかったのだけど、なかなか母親がそれを許してくれず、使いすぎで腫れてしまった足を見せられたり、いつもの愚痴を聞かされたりして時間が過ぎてゆく。アルコールも飲まないようにしているから、と言っているのに時間をもてあましていると思うのか、アルコールを勧めてくる。今回は、旦那が途中で目を覚ましたのか、声をかけにきてくれたので、いつもよりは少し早く寝ることができた。


私が痩せたからといって、体調の心配をするでなし、足が痛いの、足が冷えるの、というので夏向きの靴下を買ってやって、父親からはデイケアの話を聞いてやったり、白内障の手術のあとの経過を聞いてやったり、気を使うことばっかりで本当に疲れる1泊2日だった。お盆で道路も混むし、息子の宿題も全部終わってないし、とあれこれ理由をつけてとにかくさっさと実家を後にしたが、もう疲れはてて休みたかった。車の中で寝かせてもらったが、自分の実家なのに、と思う気持ちや早く離れて帰りたい、という気持ちなんかがいり混じって涙が出た。


主治医に話せば、「無理をする必要はありませんよ」とか「辛いとか、嫌だとかと思った自分を責める必要はありませんよ」といってくれると思うのだけど、私は自分の親でさえ愛情を示す事が出来ない人間になってしまったのか、と思って悲しかった。「必要とされること」と「愛されている事」は別なのかなぁ、とも思った。


ヘルパー2級の勉強をしている、といったら「今の仕事はどうしてるの?働きながら勉強なんかしてて、許されるの?」となんだか悪いことをしているように言われた。どんなに勉強しても、ほめられたりしないんだなぁ、と。と同時に、やっぱり私は「ほめてもらいたい」んだなぁ、と。
病気のことも仕事を辞めた事も話していないから、仕方のない反応なのかもしれないけど、どんなに頑張っても、自分は親からはほめられないのだな、認められないのだな、と思ったのでした。


次は年末まで帰らないと思うけど、やっぱりかかわりあいたくない、親不孝な娘だなって感じた辛い帰省でした。