学校での出来事

息子が、昨日とても落ち込んで帰ってきた。「友達におちょくられた」という。先生には話したのか?と尋ねると「もうあんな思いをするのはたくさんやから言いたくない」という。だから私は今日、先生に手紙を書いた。連絡帳に書かなかったのは、子供に読ませたくなかったから。


昼過ぎに電話があって、
「お手紙読みました。あまり時間がなかったので子chopper君とは10分ぐらいしか話せなかったんですが、叩かれたり、蹴られたり、というのは2年のときの話だそうですね」と。
でも、同じ子が同じクラスになって、同じような事をしているから心配してるんだよ、私は。
「電話でやり取りするのもなんですから、明日にでも学校のほうへ来ていただく事はできませんでしょうか?」
当然行きますよ。何を差し置いてもね。だって、私は怒っているんだから。
「子chopper君にも同席してもらって、もう一度話を聞かせてもらいたいと思っているのですけど」
親と担任が争っている姿なんか、子供にみせられるもんか。本人がいないほうが話できる事だってある。
とりあえず、2時過ぎに学校に行く約束をして電話を切った。これで心療内科に行くのはまた夜になってしまうなぁ。


そのあと、学童に迎えに行ったら、先生から「明日ちょっと残っといてな」といわれたという。好きにしていいよ、というと「じゃあ、ママと先生で話してください」との返事。当然のように思うけど、実際には一緒に話をするほうがいいのかな・・・・・


夜になって、いつものように一緒に布団に入ってたくさん話をした。
「自分には学校に友達がいない」「自分の友達はうさぎのルルだけ」と。
「前は遊具があったからその上で空をずっと眺めていたけど、今は工事で遊具もなくなったから、いるところもない」
「遊びに入れて、といっても『絶対無理』といわれるし、遊んでいても面白くない」
そういって布団の中で涙を流すたくと、自分の姿が重なって見えた。
きっと、今までもこうやって話を聞いてもらいたかったに違いない。私だって学校であった事、親に話したことがなかったから。時間になると追い立てられるように寝るように仕向けられて、私の心はストレスが一杯だった。だから、きっと普段優しい息子は、ずっとずっと過去の私と同じような気持ちを抱えてきてたんだと思う。


主治医が「甘えてくる間は思う存分甘えさせて上げなさい。たくさん抱きしめてあげなさい。関わる時間をたくさん持って、その事を大切にしなさい」といわれた意味が少しだけわかったような気がした。自分と同じような思いはさせちゃいけないんだ。どうすればいいのか、方法はわからないけど、ありのままの彼を受け止めてあげることしか今の私には出来ない。先生はきっと「それでいいんですよ」とおっしゃってくださることだろう。


仕事を休んで、そして辞めて、できるだけたくさん息子と関わるようになって、学童の先生たちからは「落ち着きが出てきて、○○(学童では下の名前を呼び捨てにしている)をしかる回数が減りました」といってもらえている。


決戦は明日。どんなことを言うのだろうか。