増薬後の診察

あんまり意欲もないし、平日は何もしたくないので、火曜日、整形のあと心療内科に行った。
「お薬が追加になってどうですか?」と聞かれたけど
「泣くほどの事はなくなりましたが、ものすごくすっきり、という感じでもありません。ますます感情の波が平坦になったような気がします」と答えると、先生は少しがっかりなさっておられるようだった。
それで、実技講習があって疲れたり、2時間程度だからと思って出かけた健康食品管理士会の支部会に出席したら、周りは仕事をしている人ばっかりで、話も、仕事をするにあたって求められている姿のこととか、そんな事がメインだったので、仕事をしていない自分が場違いなところに来てしまったような疎外感を味わった事、そのことによって焦りのようなものを感じているところに、夫が出張で家におらず、心細くてどうしていいのかわからないところに罵声が聞こえてきて辛かったのかもしれない。というようなことを話すと
「今回は少しご自身のことを客観的に見られるようになってきているみたいですね。回りが仕事をしていたって、あなたが仕事をしていないことに対して誰も疑問に思ったりしないですよ。結婚して、小学生のお子さんがいて、家庭があって。反対の立場だったら、相手が仕事をしていないからといって疑問を感じたりしないでしょう?」
といわれた。その通りかもしれない。何となく、愛想笑いというか、取り繕ったような笑顔しか出ず、複雑な思いで診察室を出た。


泣かなくても、気持ちが沈んでいるのがわかる、先生に対してもうまく表現のできない自分が少し悲しかった