投薬変更なし

4時ごろいったら10番目だった。それでも意外と早く呼ばれた。
いつものように「どうですか」とたずねられて
「何だか全ての事が『面倒』で『億劫』で『うっとうしい』んです。必要に迫られた事しかできないし、ちょっと大きな片づけをしたら、今週はもう起き上がれないような状態になってしまいました」と。
「泣くほどの事はなかったですか?」という問いには
「以前と比べてずいぶん減ったと思いますけど、なんていうか、『泣いている自分』も『うっとうしい』んです」
そういったら、先生は大きくうなずきながら、カルテに何かを書き込んでおられた。
子供と一緒に寝ると、「生まれる前」から「保育園時代」までの話を1日に1年分ずつ話をするように求められていること、それが自分にとっては「愛情を確認されているような気持ちになる」ことを話した。
先生は
「実際に(愛情の確認を)しているのかもしれないですけどね、彼にとってはおかあさんと布団の中で1時間ぐらい話す時間は至福のときだと思いますよ。あなたは「愛情の確認をされている」ように感じているみたいだけど、そうやって、本当に愛情を注いできたからこそ、あんなに気持ちの優しい、いい息子さんに育ったわけだから、そこは自信を持っていいとおもいますよ。おかあさんは少し睡眠が乱れて大変かもしれないですけどね^^;」といってくださった。


ひとつのことをするだけで、その反動で寝込んでしまう状態については
「エネルギーが枯渇してしまっているんですね。だから今は、まだまだ休養が必要な時期なんです。今の薬になって、ずいぶん調子はましになっているように感じられるし、表情も、一番落ち込んでいたときよりはずっといいですから、薬の効果は期待できると思います。ただ、まだ調子の波があるから、無理をしないことが大切です。のんびりやったらよろしい」そうおっしゃって、笑っておられた。


感情が平坦化していて、あまりうれしくもないけど、先生は一生懸命私のいいところを見つけだそうとしてくださっている。意欲も食欲ももちろん性欲もないけど、ただの怠け者にしか思えなくなりそうな自分がちょっぴりいることは内緒にしておこう。
特に投薬内容に変化はなく、[臨時処方]と書かれたまま、アビリットも定着しつつある。