家族には正直に

午前中、整形外科へ行く前に心療内科に診察券を出しに行き、午後1で来る事を伝えて整形に行った。
肩の関節注射をされて、そのあとはいつものようにバナナケーキとドリップコーヒーで休憩。トイレに行きたくなって、近鉄百貨店で靴下を買う(これが一番のストレス解消かも)
そんなことをしているうちに3時半を過ぎていて、あわてて心療内科へ。歩いていってもよかったんだけど、あまりのしんどさに、ちょうど来ていた赤バスで鶴橋まで。
午前中に診察券を入れておいた甲斐あって、すぐに呼ばれる。
「どうですか?」といつもどおり穏やかにたずねられ、
「もうしんどいんです。それと、おかあさんになることにも自信がありません」
と泣き崩れてしまい、前日の一部始終を話した。いつもなら裏から人が入ってくるときは口を閉じてしまうのだけど、今回はそんな事もできずに話し続けていた。
先生は、最後まで聞いてくださったあと、とても静かに
「まず、息子さんが泣いた事に対して、罪悪感を持つ必要はありませんよ」
とおっしゃった。
そして
「今回の事はね、息子さんとおかあさんの距離がだんだん縮まってきて、遠慮なく自分の感情を出せるようになってきたということだと思うんです。だから悪いことじゃなく、逆によかったと思いますよ。それに、お母さん自身も、病気のことを話すことができてよかったんじゃないですか?今まで、ナイショにしてきた事を言えるようになった、彼はとても聞き分けのいい子だから、きっとわかってくれていますよ」と。
私は涙を流しながらうなずくしかできなかった。
それから薬の話になって
「アビリットを出してから、泣くほどの事ではなかったけど、また元に戻ってしまったという感じでしょうかね?」と尋ねられ、うなずくと
「うーん、これだけの反動が来るとなると、薬で上げるだけではダメなのかなぁ・・・やっぱりまだまだ休養が必要なんでしょうね」
「できる限り休養をとるようにしましょうね」
と言われ「薬はまだ少し残っていましたね?」との確認に「あと1週間分あります」と答えると
「じゃあ、今回はお薬を出さずに、同じお薬でもう1回だけ様子を見ましょう。それでやっぱりこんな状態が続くようなら、次は薬で調整するように考えますから」ということで診察は終了。
最後に先生から
「まぁ、あまりくよくよしないで、ゆっくりやりましょう。そして家族には正直に、ね」
とのお言葉を頂いた。それってむずかしい・・・・・