やっぱり受診

火曜日には、なんとなく不安が残って年末の挨拶もできなかったのだけれど、やっぱり金曜日に受診してしまった。前日からくしゃみが止まらないのと、朝起きたら声が出なかったので、念のためにTクリニックに行くことにして、それを口実にして心療内科にも行ってきた。
ほぼ滑り込みに近い状態で、午前の診察に間に合った。7番目だというのでTクリニックに診察券を出しに行き、99円ショップでマスクと飴を買う。診療所に戻り、待つこと1時間ぐらい。
ようやく診察室に呼ばれて「どうされましたか?」と尋ねられる。
「なんだか動けなくなってしまいました」と答え、整形外科での出来事を報告した。
先生は「うーん」と唸りながら「気持ちはよくわかりますよ」と。
「だけど、あのときはああするしか選択肢がなかった」とも。
私自身、そのことには納得しているつもりだったけど、改めて言われてうなずいては見るものの、涙が止まらなかった。
「そういうことで気持ちが揺れると言うことは、まだ仕事に未練があるんでしょうね」と言われるとうなずくしかなかった。
ヘルパー2級講座の修了式の日にさっそく登録している人も実は少しうらやましかったから。
「自分は病気療養中なので、主治医の許可が下りなければ仕事に就くことはできない」といいつつ、説明会までいたりして、往生際が悪いこともわかっていた。だから「仕事に未練がない」なんて嘘に決まっているのだ。
主治医からは
「仕事を辞めたことで失ったものもたくさんあるでしょうけど、それ以上に得たものは大きいと思いますよ。特に息子さんは本当に変わりましたよね。家族関係もすごくよくなっているし、いいことの方が多かったんですよ。ただ、その張り紙は大きな引き金になってしまいましたね。すこし引きずってしまうかもしれないけれど、ゆっくり進んでいきましょう。決して無理はしないようにね」
との言葉が。
思わず「息子が『うちも大掃除しよう』って言うんです」とこぼしたら、笑いながら「そんな言葉に惑わされてはいけません。ゆっくりゴロゴロ過ごすようにね」と言ってくださった。
年末の最後が人を羨むような気持ちで終わってしまい、あまりよい締めくくりとはならなかったけれど、ありのままの私を受け止めて、「気持ちはよくわかりますよ」と言ってくださった先生に感謝しなければ。泣かずに締めくくりたかったけれど涙の止まらない締めくくりになってしまい、肉体的にも精神的にも免疫力が落ちたせいで、風邪も引いてしまった。


どんなに泣き言を言おうともどんなに八つ当たりしようとも、すべてを受け止めてくれる主治医と家族に感謝。