過去のこと

看護の日の行事のあと、京都までY下さんとご一緒させていただいた。しきりに「仕事しぃや」とハッパをかけられるので、これまでのことをかいつまんで話をした。
そして、あまりにも考え方が違うことを実感し、物事を決めつけられたりすることに少しばかり疲れた。
私が仕事を辞めなかったのは意地を張っていた部分もあるけれど、仕事が好きだったからだ。
それに大喧嘩のあと、院長は私にクビを宣告しなかった。
「私だったらそんなこと絶対考えへんわ。そのときに辞めておくべきやったね」と決めつけられても困る。
親兄弟の話もしたけれど、アドバイスと言うよりは考えを押しつけられているような窮屈な感じがして哀しくて寂しかった。凹むようなことも言われたし、白黒はっきりつけられないこともあるんだって、それが私の性格で性分なんだって言いたかった。だけど根本的に考え方が違っているんだな、と感じたときに反論するのは得策ではないと考えた。そしてそうやって自分の身をかばっていることが負担に思えた。