日記を読み返していると

次から次へと涙が出てくる。その涙にはどんな感情が含まれているのか、自分にもわからない。
心療内科でも「夫の機嫌が悪いと自分を責めて悲しくなってしまう」と涙を流す。自分は家事もこなせない役立たず。いつ愛想を尽かされてもおかしくない、とまで思い詰めてしまう。認知が間違っている、と言われてもうなずくことしかできない。
あんなに出張中に片付けるぞ、と思っていたのに結局何もできていない。したことといえば新しい布団が届いたので、古い布団を処分したぐらい。洗濯物も洗ったまま、洗濯機から出していない。台所なんてもういつから食器がたまっているのかわからない。
喘息が再発したせいか、しんどくて気力もわいてこない。決まった予定をやりくりするだけでも精一杯。病院通いが増えたことも気持ちの負担になっているのかもしれない。自分にとっての喘息は「ストレスとの闘い」の象徴だから。


過去にとらわれていてはいけないのだとわかっているつもりでも、辛い思い出がよみがえってくる。学校のこと、同級生のこと、そしてやっぱり母親のこと・・・主治医は「何かあるたびに一つずつ消化していったらよろしい」とアドバイスをくださった。こんなに苦しい思いは消化できるのか?どんなに考えても後戻りはできないのだから、どこかで断ち切らなければいけないのだろうけれど、親にも迷惑ばっかりかけて、私なんて生まれてこなければよかったんじゃないのか?