優しい気持ち

旦那が予定通り、帰国した。
関空についた」と連絡があったとき、私と息子は外食の真っ最中。そうしている間にも「入国審査とかいろいろだ〜」とか「バス停だよ」とか逐一メールが飛んでくる。
食事を終えて、店を出てから「きっとパパは疲れて帰ってくるから、特別にビールを買いにコンビニに行ってくるね」というと、息子も一緒に行くという。本当は布団に入る時間が迫っているので、いったん家に帰ってからにしたかったけれど、ここは息子の気持ちを尊重して一緒に行くことに。


食事の帰りなので、普段行くコンビニとは方向が正反対に近く、戻るのも何だったので、その場から見えているコンビニに入って各々が「パパへのお疲れさまの気持ち」を物色する。
私からは、たまたま好きな銘柄のビールがあったのでそれとつまみになるようなものを。
息子は散々迷ったあげく「前に自分が食べておいしかったから」といって某Yザキの『高級クリームパン』を。
帰宅後、すでに就寝時間を過ぎている息子は「朝に、このパンを食べてね」というメモを貼り付けていた。


私は、というと息子が就寝後「いま、タクシーで移動中」というメールを受け取ったので、玄関に座り込んで帰宅を待つ。程なく帰宅した旦那は、玄関を開けてちょっと驚いていたが、笑いながら入ってきた。


そのあとは私が一方的に心療内科でのことなどをしゃべりまくり、旦那は静かにビールを飲み、つまみを食べながら聞いてくれて、「3日分、3日分」と言いながら私の手を握ったり、腕をさわったり、時に肩に頭をのせたりして私の存在を確認しているようだった。
食後(?)のコーヒーを入れ、PCで録画しておいた「ワンピース」を一緒に見た。


ものすごく疲れた、と言う様子でもなく、無事に帰国してくれたことに感謝。
たった2泊3日、されど2泊3日。ようやく穏やかな気持ちで眠りにつけそうな予感がする。