思わぬ副作用

私は今、アビリット(スルピリド、いわゆるドグマチール)の50mg錠を朝夕の2回、計100mg飲んでいます。この薬を処方されるときに主治医から言われたことは
・元々胃薬なので、食欲が出やすいため、食事や体重増加に注意すること
・人によっては胸が張ったり、乳汁分泌があったりするけれど、ばい菌が入ると乳腺炎になりやすいので、しぼったりしないこと
・生理が来なくなることもあるが、止めれば元通りに生理も来るようになるので、心配しないこと
と言ったようなことでした。


そして、それらの副作用は順番にやってきました。
まず、胸がパンパンに張って、その上に息子が乗ってくるので痛くて痛くて仕方がなかった。
それを報告したあとに確認したら、しっかり乳汁分泌されていた。
それでも定期的に生理はやってきて、そのたびに体調が悪くなった。


婦人科に紹介してもらうことも考えましたが、生理不順の原因になることもある、ということで血液検査をしたら、めちゃめちゃ高プロラクチン血症で、通常の規定値の6〜7倍(数値で言うと300越え)もあり、いずれは生理も止まるでしょう、と言われたまま半年ぐらいが過ぎていました。


そんなこんなを繰り返しているうちに、とうとう生理も来なくなり、乳汁分泌はずっと続いていて、いかにも高プロラクチン血症が継続されているようです(その後検査をしていないので、プロラクチン値はわかりませんが)。
そして暑くなってきて、元々皮膚の強い方でない私は、毎年のように子供からとびひをうつされたり、毛穴がプツッと膿む「毛のう炎」になったりするのですが、今年のは強烈です。なぜか全部左側なんですけど、脇腹の背中寄り(ちょうどブラと擦れる辺り)に直径4cmぐらいのもの、脇腹のおなか寄りに3cmぐらいのもの、二の腕の内側の中間点あたりに1cmぐらいのもの、肘の少し上にも1cmぐらいのもの、あと臀部にも小さいのが1つできています。
あまりの痛さに、整形外科でブロック注射をしてもらうついでに診てもらい、抗生物質を5日間内服、塗り薬ももらいましたが、多少口が開いてきて、中からちょっととろっとした液体が出てくるだけで、根本的に良くなっている、という感じではありませんでした。
仕方がないので、今度は皮膚科で診てもらうことにしました。
結果は「毛のう炎」とのこと。この時点ですでに3週間以上経過していたので、切開して中身を出すとかして欲しかったのですが、根本的に治らないそうです(T_T)
しかも原因は高プロラクチン血症が継続しているので、生理前に吹き出物が出やすいのと同じ状態にあると言うことでした。
つまり、この薬を飲んでいる間はできやすいし、治りにくい。悪いけど根本的には治らないから、とステロイド入りの軟膏と、ニキビ用のゲルを出してくれました。
元々、生理前だからと言って吹き出物ができたりしにくい方だったので、こんな副作用が出るとは盲点でした。