今はコントロール不可能

結局、月曜日は主治医のところに行って来た。
「今日はどうしましたか」と聞かれて「お母さんになる自信がありません」と答えた。「いいお母さんってなにかな、とか考えて・・・・」と言ったら涙が出た。先生は、「あなた自身も結構複雑な育ち方をしているから、『いいおかあさん』『理想の母親像』みたいなものは芽生えていないかもしれませんね」とおっしゃった。何があったかは自分の口から話すことができず、手紙を読んでいただいた。
先生は静かに「今までは仕事に大きな柱が立っていて、そこにプライドとかアイデンティティみたいなものがあって、家庭のことからは目をそむける事ができたけど、今は、その大きな柱を家庭に移す『引越し』をしている途中だから、とてもしんどいと思います。これまでは仕事と言う基盤があって、帰るところがあった。でも、退職してしまってそういう意味では帰るところを失ってしまったわけだから、もうガタガタのボロボロになって当たり前。こうなる事はわかっていたし、予想されていた通りになっているんです。今回は、こんな事態があって、自分を責めてしまっているけれど、今は感情も肉体もコントロールする事なんてできない状態にあるんです。感情的になってしまったことはある程度仕方がないと思って、家族に理解してもらうしかないです。仕事でエネルギーを使い果たしてしまって空っぽなのに、それをさらに家庭のことまでやろうとしたって、エネルギーが既にないのだからできるわけがない。仕事に重きを置きすぎたところが間違っていたんだよね」と、いつもと同じように繰り返される。


そして、「環境はやっぱりとてもいいんですよ。息子さんもお母さんの事を理解してとても心配している。ご主人だって、時間をかけて理解しようとしてくれている。だからといって、あなたを責めているわけではなくて、あなたが悪いわけでもない。悪いのは病気なんです。でも、それを理解されずに、家を追い出されたりするような場合もあるからね、世間には。そういう意味では環境はとてもいいんです。あなただって、自分が置かれている立場や私が話している意味をわかっているでしょう?」と。
言われている事も、自分が置かれている立場もわかっているつもり。それでも理解したくない部分がたくさんあって、逃げたいんだと思う。その事も先生は理解してくださっている。それでも「今、ここを乗り越えないとダメだ」とおっしゃる。自分の為に、家族の為に、息子の為に、絶対乗り越えないと駄目なハードルだって。
その反対側で「今度のゴールデンウィークはきっとしんどいでしょうねぇ。うまく乗り切りましょうね」とも励ましてくださる。


今日は息子から「家で作るシチューは、今のママにはしんどそうやからレトルトで我慢しといたる」と言ってもらった。


昨日の授業参観と懇談会はとても疲れたし、得られるものがほとんどなかったが、息子が積極的に手を上げる頑張り屋さんでよかった。
日曜日に洗濯をしようとして、階段から滑り落ちて右ひじとお尻を強打したが、整形で右足の内側が痛む事を話したら、坐骨神経に沿って、膝下ぐらいまで注射してもらい、仙骨や坐骨にはあまり痛みがないことも確認してもらった。


今日は一日、ずっと布団にもぐりこんで、ほとんど寝ていた。アモバンを2個飲んだせいかな?できるだけ、しないように、しないように、と思うんだけど、最近寝つきが悪すぎて、つい2個目に手を出してしまう。次に診察に行くときはまた先生と相談かな?2個目に手を出していることは言ったほうがいいと思うし、おこられても仕方がない。昼間寝てしまうことと、寝つきが悪い事と、どこまで関係しているのかわからないから。